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2018.09.09 (Sun)

普通の人は茶を飲むものと心得ているが、あれは間違だ。

夏目漱石 草枕 の一節

茶畑から車で10分程の所に漱石の句碑があります。
漱石が口にした玉露は、もしかしてご先祖さまが作ったのかな?と妄想しちゃいます。

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濃く甘く、湯加減に出た、重い露を、舌の先へ一しずくずつ落として味わって見るのは閑人適意の韻事である。

普通の人は茶を飲むものと心得ているが、あれは間違だ。

舌頭へぽたりと載せて、清いものが四方へ散れば咽喉へ下るべき液は殆んどない。

只馥郁たる匂いが食道から胃のなかへ沁み渡るのみである。

歯を用いるのは卑しい。水はあまりに軽い。

玉露に至っては濃かなる事、淡水の境を脱して、顎を疲らす程の硬さを知らず。結構な飲料である。

眠られぬと訴うるものあらば、眠らぬも、茶を用いよと勧めたい。
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小説後半の番茶の表現との対比も面白く、
この時代の玉露の喫茶方は現代とさほど変わらないことも読み取れます。

高校の国語の授業で、
ヒョウ柄のタイトスカートを着ていた先生が

「漱石は伝習館に行った記録があるから、ウチの学校にも来てたかもしれません。」
と仰られてた気持ちが今では何となく分かります。

受験とはあまり関係無いことばかりが頭に入ってたバブル真っ只中の高校時代の思い出です(笑)

18:28  |  お店だより  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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